新鮮度テストは私たちが生まれながらに授かれてきた、生きていく上で
必要な最低限の身体の能力が健全に発揮されているかを
試してみようとするものです。

私たちの身体は車やのこぎりのように、扱い方が乱暴だったり部分を極端に酷使したりすれば機能が損傷し老化します。また、あまり使わないでいると滞ったり錆びてしまいます。

自分が身体とどう付き合ってきたのか、どのように使ってきたのかを調べてみようということです。

このテストで問題点が見つかり解決するシーケンス(アーサナのひと流れ)が解って、実修すれば身体能力が向上し活力が湧いてきます。


 


通り抜け

 

 


四つ脚



お尻歩き

 


ぐるぐる回り

 


休息

 


カラス


        

   ワシ イルカ

 

 

牛の顔

 


ラクダ

 

二つ折り


新鮮度テスト採点

新鮮度 120~105点 白魚の躍り食い しなやかな立ち居振る舞いが心地いいですね。

    104~80点   鮎の塩焼    まだなんにでもチャレンジできますね。

      79~55点   鯵の塩焼    なんとか日々を無難に過ごせますね。

     54~30点   くさや                      強烈な個性が遠方からでも目立ちます。

    29点以下    鰹節      すっかり固まって立派な骨董品ですね。

 

採点法  姿勢が難なく3秒間は保持でき動作もスムーズである。       10点

     姿勢は3秒間は保持でき動作は一応出来るが関節に伸びやかさがない。  7点

     姿勢は1秒間は保持できるが関節に拘束がありスムーズに動けない。      5点

     どれか一つはどうにかできる。                  3点


 身体能力とは柔軟性や瞬発性や強靱性だけではない。敏捷性や平衡感覚や身体の協調性や軽妙性等も含みます。これら八つの要素を統合する中心となる能力が統合性であります。

 統合性は全身一つになって動くことに関わっています。野生の動物たちや幼児の動きの中に統合性は健全に働いています。

 

 この身体能力と言われる横紋筋系の働きが充実していれば、身体の内部の働きである平滑筋系の身体機能も調整されていく。身体機能とは大雑把に内臓の働きです。呼吸器官、消化器官、排泄器官、循環器官に加えて動作器官、神経経、内分泌系、免疫系の八つの機能です。これらの機能を統制しているのが自己修正能力である自然治癒力です。

 

 身体能力の統合性である、一つになって一心に動くことが上手に出来るようになれば、身体機能の中心である自然治癒力も当然パワーアップします。自然治癒力が充実してくれば、情動も活き活きと調整されていきます。

 

まずは力まずに遊び感覚でこのテストを楽しんでください

いかに身体を上手に使っていなかったかがわかります

ただ忙しげに身体を振り回していたのに気付きます

幼い頃のようにただ無目的に遊ぶように動いてみてください

 

 このテストを遊んでみるだけでも心は安らぎます。

 ゆったりとした呼吸で動きや形を楽しめるようになると体制感覚(内部感覚)も感じられるようになります。

 浮かんでいくような軽い感覚、沈むときの重い感覚、日向ぼっこの暖かさが広がる感覚、森の中での包み込まれる安心感、夕闇に一番星を探す集注感、力が漲って思わず宙を蹴りだす高揚感などです。

 このような感覚(天然呼吸またはイメージ呼吸)を実感出来るだけでもが自身のプラーナが円滑化されていきます。