ナタヨーガ実修の心得

 ヨーガは須く自分で自分を調整し変革していくことを旨としています。

 従って、実修における身体の変調は必然的なもの(力が入りすぎたり、頑張りすぎたりして生ずる)でも、突発的なもの(不注意な、乱暴な動作で生ずる)であっても、指導者またはインストラクターの指示による動作であっても、補助による姿勢であっても、その責任はひとえに行動している自分に帰するといえます。

 

 呉々もヨーガの実践はこころを集注して散漫にならずに乱暴にせずに動作し、動作や姿勢における身体の反応に耳を傾けながら冷静に慎重に行うようにしてください。

 

 実修時または実修後に、初めのうちはいろんな現象が起こります。例えばあくびがでる、涙がでる、げっぷがでる、おならがでそうになる、尿意や便意をもよおす、蕁麻疹がでる、湿疹がでる、眠くなる、脱力感がある、節々が痛い、筋肉痛がしばらく残る等等。

 

 このような事態が起こっても慌てず騒がずに適切に対応し、できるだけ力が入りすぎないようにリラックスして前向きに実修を続けていく。

 そのうちに、それらの原因も理解できるようになり発生も少なくなっていきます。

 

 自分に起こる事態はすべて何らかの因縁で自分が関わっている。という真実を肝に銘じて修行に細心専念してください。

 

 ナタヨーガ実修は、素直な気持ちで真剣な態度で自分やまわりを信頼して、やり遂げる勇気と情熱をもって、すべてにおいて前向きな態度で、こころに壁を作らず、現在のあるがままを受け入れて、今ここに充実して生きることにあります。

 

 

 

ゆ〜かむナタヨーガ研究所