ナタヨーガは1965年に坂下幸男により文京区小石川で創立された。
現在秩父市本町の秩父神社近くでヨーガ普及に努めている。
ナタヨーガの指導員養成もしており現在10数人の直伝者が在籍している。
遊舞するヨーガであるナタヨーガを創立し今日まで少人数制方式で伝えてきた。
ナタヨーガは身体を意識的に動かすのではなく指令の声に誘導されて思わず動いてしまう振る舞いを俯瞰している自分を予め想定して実修する。
身体を指令に沿った息の流れに遊ばせていく。指令は号令ではなく動きの方向と呼吸の雰囲気を伝えるいわば音楽であるという考えだ。
自力的な従来のヨーガに他力的な要因で、生かされている繋がっている自他一如の要素を盛り込んでいる。
繋がりであるというヨーガの命題から、ナタヨーガは胴体と肢体を繋ぐ胴肢一如から身体と心を繋ぐ心身一如へ、自分と周りを繋ぐ自他一如へ、真の自分である真我と全ての時空を統率する梵を繋ぐ梵我一如へと階梯を登っていく。
ヨーガの登り口である手足と体幹を繋ぐ胴肢一如を大切に伝えている。
ナタヨーガ創立に関わって常にインストラクターとして姿勢や動作の模範を40数年も演舞してきた。
ナタヨーガの身体技法の立ち居振る舞いは無理がなく無駄のない集注感が継続していく。
年齢や環境に左右されることなく何事に於いても素直に真剣に信頼して取り組んでいける心意気を育ててくれる。
ナタヨーガを伝える喜びと誇りをもって日々精進している。
坂下洋子 原環 分部正子 勅使河原文子 宮城登久子 吉田章子 橋本美知子
出浦笑子 鶴田淳子 下山玲子 2018年現在